空を見上げると、なぜだか笑ってしまう。
──隣の宇宙にご用心。
隣の部屋に越してきたのは、どこかズレていて、どこか憎めない男・田中勉。
銭湯に行き、鍋をつつき、川沿いでくだらない話をする――
そんな他愛もない日々の積み重ねが、北九海斗の平坦な生活に、いつのまにか小さな“色”を取り戻していく。
日常のすぐ隣にひっそり潜む“ありえない物語”を描く、
少し不思議で、少し笑える静かなSFドラマ。
作品紹介
- タイトル:隣の宇宙にご用心
- ジャンル:ライトSF
- 文字数:約56,000字(中編)
- 形式:Kindle電子書籍(Unlimited対応)
キャラクター紹介
- 北九海斗:アパート『メゾン・コスモ』の住人。貧乏な若者。
- 田中勉:アパート『メゾン・コスモ』の住人。68歳、男性。
- 白井裕子:弁当屋『サンQ』で働いている。杏太の母。
- 白井杏太:勘の良い小学生。海斗が裕子に近づくことを警戒している。
小さな町の、身近な関係に変化が生じていく。
こんな人におすすめ
- 『少しの非日常』を味わいたい人
- 『キャラクター同士の掛け合い』が好きな人
- 『身近なSF』を求める人
この物語は、特別な事件よりも、誰かと過ごす小さな日常を中心に描いています。
読み進めるうちに海斗の世界にも小さな変化が積み重なり、やがて日常へと戻っていきます。
読後には、あなたの生活にも“ひそかな非日常”を感じられる瞬間がきっと訪れるはずです。そんな、やわらかな余韻を残す物語です。
小さな町の、広い世界の物語
拙作『隣の宇宙にご用心』は、もともと少ない登場人物で繰り広げるヒューマンドラマを想定して作り始めました。
しかし、内容が重く、暗い物語になっていました。そこでスケールをそのままに、明るいライトSF的な要素を加えて作り変えた作品です。
それもあってか、登場人物は小さな町から一歩も出ずに、宇宙的なSFを描くという仕上がりへと進んでいきました。スペースオペラではなく、ロボット大戦でもない身近な日常を描いた明るくて、ちょっと不思議なライトSF。
そんな『隣の宇宙にご用心』を体験してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、拙作『隣の宇宙にご用心』の作品紹介と、筆者の思いを記事に詰め込みました。
本作は、身近な宇宙のSFドラマです。
(もちろん、宇宙的な要素も出てきます)
では最後に一言。
――あなたの隣には、どんな“別の宇宙”が潜んでいるのだろうか?
そんな物語を、あなたもそっと覗いてみませんか?
以上

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