『想いのかたちは、ひとつじゃない』
紫苑京で絵師を志す少女・春日井ダリア。自由な感性で絵を描く彼女は、穏やかで誠実な青年・源田宗次と出会い、少しずつ距離を縮めていく。
だが宗次のそばには、家柄と責務を背負う天明杏の存在があった。三人の関係は、友情とも恋ともつかないまま、静かに揺れ動いていく。
描くことと、誰かを想うこと。
その間で揺れながら、ダリアは次第に、自分自身と向き合っていく。
『ダリアの恋は道すがら』は、恋の行方ではなく、想いの行方を描く物語です。
作品紹介
【作品概要】
- タイトル:ダリアの恋は道すがら
- ジャンル:ファンタジー
- ページ数:(電子版)213ページ
軽快に進んで、ちゃんと深みもある。そんな一作です。
【キャラクター紹介】
- 春日井ダリア:絵師を志す少女。自由奔放に見えて、実は臆病。
- 源田宗次:誠実で穏やかな青年。立場と責任を背負いながら想いを寄せる。
- 天明杏:王の姪。教養と気品を持つ女性。役割と感情の狭間で決断を下す。
『ダリアの恋は道すがら』は、あらかじめ決められたゴールへ向かう物語ではありません。
ひとつの恋から始まった出来事が、人と人との関係や選択を通して、少しずつ別の輪郭を帯びていく。その変化を追いかけることで、物語そのものが生き物のように動いていく感覚が生まれます。
この作品が届けたいのは、「結末を知ること」ではなく、先の見えない物語を歩き続ける時間そのもの。
物語がどこへ向かうのか分からないまま読み進める、そんな読書体験を求める人に向けた作品です。
まとめ
本作は、軽やかなファンタジー。
けれど、恋の行方よりも、想いの揺れを描いた物語です。
物語がどこへ向かうのか分からないまま読み進める――
そんな読書体験を求める人に、そっと手渡したい一冊です。
では最後に一言。
――あなたの想いは、どんな形をしていますか?
そんな言葉が物語を通して、見えてくるかもしれません。
以上
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