『天界が沈黙を破ったとき、少年は“答え”にたどり着く』
天界で生まれ育った少年・光希は、仲間とともに“宝玉の眠る神殿”へ向かう。しかし試練の最中、天界に不穏な影が落ちていった。
神殿で起きる連続異変。
消えゆく神官たちの声。
――“何か”が静かに動きはじめていた。
真実を追う光希は、天界の奥に潜む「選ばれなかった力」と向き合い、仲間たちとともに世界の行方を決める戦いへ踏み込んでいく。
沈黙の裏には、どんな意思が隠されているのか？
光希は“与えられた正しさ”ではなく、“自らの選択”で運命に挑む。
作品紹介
- タイトル：天界人は沈黙する～選べなかった者たちへ
- ジャンル：ファンタジー
- 文字数：約53,000字（中編）
- 形式：Kindle電子書籍（Unlimited対応）
さくさく読めるボリュームに仕上がっています！
章立て
1章：探る。
→光希と仲間たちが、宝玉の試練を受けるため神殿を巡る。しかし徐々に不穏な空気が彼らを襲う。
2章：舞う。
→天界に敵が侵入。宝玉を巡る争いと、敵と味方が入り乱れながら天界の裏が明かされていく。
3章：語る。そして……
→味方・敵の思惑が交錯し、ついに沈黙が破られる。選べなかった者たちとは誰だったのか？そして、光希は選択を迫られる。
キャラクター紹介
- 光希：天界人。見聞きしただけで大抵のことができる少年。
- タヌキチ：天界獣。数年前に光希に拾われる。
- 菅原：天界王副官。微笑みを絶やさない青年。天界王に次ぐ力を持つ。
- ヘーゲル：傭兵集団ウシューデの首領。冷たい目をした青年。
誰が敵で、誰が味方なのか？それぞれの思いが交錯する。
こんな人におすすめ
- キャラクターの「葛藤」を読む物語が好きな人
- すれ違いから生まれる「真相」が心に残る人
- 物語に「問い」を求め、自分の中で考えたい人
この物語を読み終えたとき、あなたはきっと——
「正しさとは何か？」
「何を選び、何を選ばなかったのか？」
そんな問いを、自分の現実にそっと重ねてしまうはず。
光希たちの葛藤と選択を通して、“物語として問いを体験する”一冊です。
単純ではない“思想型ファンタジー”
本作『天界人は沈黙する～選べなかった者たちへ』は、私が書きあげた2作目の長編を改稿に、改稿を重ねた作品です。
当初からのテーマを引き継いで、設定の整理、構成の整理、さらに今の私の文章を、そのまま投影して完成に至りました。
内容は各キャラクターの思惑を群像的に描きながら、散りばめられた伏線を後半で回収していく流れも健在です。
また本作は派手さを求める物語ではありません。読者と一緒に“問い”を持ちながら、ファンタジーでも寓話でもない“思想型ファンタジー”を体験できる一作です。
まとめ
今回は、拙作『天界人は沈黙する～選べなかった者たちへ』の作品紹介と、筆者の思いを記事に詰め込みました。
本作は、単純ではない“思想型ファンタジー”。
一度、体験してみてはいかがでしょうか？
きっと、あなたの沈黙の先にあるものも見つかるはず。
以上
