物語における距離とは何か?なぜ距離があると物語は面白くなるのか

創作ラボ
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物語における『距離』。それは色々なところで垣間見ることができる。

例えば、キャラクター同士の距離もしかり、物語の舞台の距離感もしかり。

しかしながら、それはあいまいで、読み解きにくく、言語化しにくいものでもある。

本記事では、物語における距離の意味と、なぜ距離が物語を面白くするのかを整理します。

物語における「距離」とは何か?

『距離』と聞くと、長さや高さのような物理的なものを思い浮かべるかもしれない。

確かにそれも重要だが、物語においての距離はもっと抽象的で、どこか掴みにくいものだとも言える。

物語にある3つの距離

そこで、物語における距離には何があるのかを考えてみる。

  • キャラクターの移動『距離』
  • キャラクター同士の心の『距離』
  • キャラクターが抱える理想との『距離』

これらに共通しているのは、キャラクターが主体であるという点だ。そして、キャラクターがそれぞれの距離を変えることにこそ、物語があるのかもしれない。

なぜ距離があると物語は面白くなるのか?

例えば、誰かが宝島に向かって旅を始める。誰かが恋を始める。

そこに物語が生まれる。しかし、すぐに到達できたら、面白くも何ともない。
では、読者は何を持って楽しく読むのだろうか。

読者は「距離が縮まる過程」を読んでいる

読書をしていて、どうやって敵を倒すのか、どうやって謎を解くのか、どうやって親密になるのか、と感じたことはないだろうか。

具体的には、キャラクターがある『距離』を縮めていく(または離れていく)過程を、読者自身が追体験しているに他ならない。

つまり、距離に共感できると物語になる。

どんな物語でも、キャラクターが抱える何かしらの『距離』に共感できれば、それは誰かの心をざわめかせ、心を動かし、思い出になる。


【著者ノート】
この記事では物語と距離の関係について書きました。
しかし、距離も感情の一部でもあります。
そんな静かな思考の断片はこちらに置いておきます。

まとめ:物語は「距離が動くことで生まれる」

今回は物語の距離について考えた。
物語が動いているのではなく、距離がゆっくりと動いている。そう考えることもできるのかもしれない。

みなさんと物語の距離はどれくらいありますか?
「距離」という感覚が、どこか心に残っているなら――
これまでとは、少し違った物語の見え方になるかもしれません。

以上



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