風を待つ笹舟

感情語ノート
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湖に一艘の笹舟を浮かべてみる。

風もなければ、音もない。
そんな静寂のなか、
笹舟は凛と佇んでいる。

そんな姿を見ていると、
いつしか自分と重ねていた。

進む世界と、静かな自分。
期待を込めても、手が届かない。

まるで、荒波を求めているかのように、
じっとなんてしていられない。
そんな声が、どこかで揺れている。

風はまだ吹かない。

そんな凪を感じながら、
今も笹舟は凛と佇んでいる。

静寂のなか、まるで風を待つように、
音もなく、じっとして。

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